【“百年戦争の白銀肖像”】エドワード3世 グロート銀貨〈NGC AU53｜S-1570〉— 王冠正面胸像 & ロングクロス四分割

◆ 物語 — カレー包囲戦後、英仏海峡を制した“鎧袖一触の大陸銀”

百年戦争の転換点〈ポワティエの戦い〉（1356 年）でフランス王ジャン2世を捕らえたエドワード3世は、その勢いを貨幣改革にも反映させました。
本グロート（4 ペンス）は、カレー占領により確保した大陸銀を背景に1356–1361 年の短期間だけ鋳造された一群で、イングランド貨幣の美術性と国威発信を両立した“大英帝国の原点”とも呼ばれる一枚です。

【表】王冠を戴いた国王正面胸像が四弁アーチ型の枠に収まり、周囲を銘文 EDWARDVS – DEI – GRA – REX ANGL – DNS HYB（「神の恩寵によるイングランド王、フランスの領主」）が巡ります。

【裏】ロングクロスがコイン全体を四分割し、各クォータに三つのペレット（珠）が配されたイングランド式デザイン。遠隔地でも真正を一目で判別できる“長十字のシグナル”が施されています。

◆ スペック — NGC鑑定グロート〈AU53〉

◆ 資産価値 — “AU級中世ハンマー銀 × 百年戦争” の頂点プレミアム

• ハンマー打ちグロートで AU53 は市場出現がごく僅か、細部レリーフが立体的。
• 百年戦争転換期の戦史ストーリーを備え、国内外コレクター需要が安定。
• ロングクロス型は偽造防止・割断計数の両面で革新的と評され、貨幣史的価値が高い。
• 同グレードは過去 10 年で年平均 5〜8 ％の堅調な価格上昇を維持。
• 銀地金価値＋英国王権プレミアムの二重ヘッジで長期ポートフォリオに好適。

◆ セット内容